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冬の部屋に閉じこもる人ほどハマる、2月特有の“行動停止ループ”の正体

太るのを気にする女性
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2月に太る人、全員同じ罠に落ちてる

体操をする女性

2月の空気って、1月より冷たいのに、なぜか「もう冬は終盤ですよ」みたいな顔をしてきませんか。夜の駅前、コートの襟を立てたままコンビニの自動ドアに吸い込まれていく人の流れを見ていると、季節がどっちに向かってるのか、よくわからなくなる。

私は今日、日曜の夕方に洗濯を終わらせて、部屋の加湿器の水を替えて、あとは何もしてないのに妙に疲れていて、ソファに沈んだままスマホの画面を親指で擦り続けていました。たぶん、体より先に、気持ちが冷えてた。

「2月に太る」って言うと、すぐ食べ物とか運動とか、そういう話に回収されがちなんだけど、私が思う2月の罠はもっと静かで、もっと生活に馴染んでるやつです。冬は体重が増えやすい時期だっていうデータや研究はちゃんとあるし、日本人でも12〜2月に体重増加がピークになりやすい、みたいな話も見かける。

でも私が今日いちばん刺さったのは、「太る」って結果の前に、同じ種類の“落ち方”がある、ってことでした。みんな同じ穴に、静かに滑ってる。

今日の小さな出来事は、本当に小さくて、言おうと思えば「そんなの誰でもある」って片付けられる程度のことです。夕方、近所のスーパーまで歩くつもりだったのに、玄関で靴を履いた瞬間、外の空気が思ったより冷たくて、私は一回ドアノブから手を離しました。たったそれだけ。たったそれだけなのに、その瞬間、頭の中で聞こえた声があって。

「今日はやめとこ。寒いし。明日でいいし。どうせ日曜だし」

その声は、優しくて、合理的で、私の味方のふりが上手い。しかも、反論しづらい言葉だけ選んでくる。私は靴を脱いで、部屋着に戻って、結局スーパーには行かず、配送アプリで買い物を済ませました。便利。正しい。現代的。……なのに、なぜか胸の奥がちょっとだけ重くなった。

ここで今日の“誰にも言わなかった本音”が出ます。口にしたら、ちょっと恥ずかしいやつ。

「私、外に出るのが面倒なんじゃなくて、外に出た先で“ちゃんとしてる人たち”とすれ違うのが怖いのかもしれない」

休日にちゃんと買い物して、ちゃんと歩いて、ちゃんと自分の生活を動かしてる人たち。私は誰のことも見てないのに、勝手に想像して勝手に比べて、勝手に縮こまる。

2月って、そういう「比べる材料」だけが増える季節でもある気がします。年末年始のイベントが終わって、カレンダーが急に真っ白になって、でも街はバレンタインでキラキラしてる。チョコの広告は甘い顔で「ご褒美」を正当化してくるし、周りの話題は“誰かに渡す・誰かからもらう”に寄っていく。 その空気に乗り切れない自分が、置いていかれる感じがする。

たぶん、2月に太る人が落ちる罠って、カロリーとかじゃなくて——
「生活を小さく畳んでしまう罠」なんだと思う。

罠その1:寒さは「言い訳」を上手にしてくれる

冷やし中華を食べている女性

冬は日照時間が短くて、寒くて、外に出る理由が減る。これはもう個人の根性の問題じゃなくて、環境がそうさせるところが大きい。

それで、ここがいやらしいんだけど、寒さって“言い訳”の質を底上げするんです。「今日はやめとこ」が、ただのサボりじゃなくて、体調管理とか安全とか、もっともらしい顔になる。雪ならなおさら。雨でも十分。私は今日、たぶんその“もっともらしさ”に負けた。

そして言い訳が増えると、行動のサイズが小さくなる。歩く距離が短くなる。外に出ない。人に会わない。ついでに、気持ちの起伏も小さくなる。良い意味で凪、じゃなくて、悪い意味で鈍くなる。すると、自分の輪郭がぼやけてくる。ここまで来ると、体がどうこうというより、生活の手触りが変わる。

わかる…って言われたい一文を、ここに置きます。
「何もしてないのに疲れてる日ほど、ほんとは何もしてない自分に一番疲れてる。」

罠その2:2月は“中だるみ”じゃなくて“評価待ち”の月

1月は「今年こそ」って言葉が、まだ嘘になりきれてないから勢いがある。ところが2月は、勢いが落ちるというより、“結果を待ってしまう月”になる気がするんです。何かを始めた人は「成果」を気にし始めるし、始められなかった人は「まだ間に合う」を握りしめたまま、時間だけが進む。恋愛も仕事も自分磨きも、どれも“審査中”みたいな空気がある。

評価待ちの時間って、行動が止まりやすい。止まってる間、人は不安を育てるのが上手だから、さらに動けなくなる。すると生活はますます小さく畳まれて、部屋の中で完結する。暖房の効いた部屋は優しいのに、優しさに慣れると、外が余計に冷たく感じる。私は今日、靴を履いた瞬間に「外」を怖がったけど、それって寒さというより、評価待ちの自分を守りたかったのかもしれない。

研究でも、冬は体重が増えやすい季節で、クリスマス〜年末年始あたりで増えたものが残りやすい、みたいな話がある。 でも私は、数字の増減以上に「評価待ちで止まる」ことのほうが、後から効いてくる気がする。止まるって、じわじわ太る。体じゃなくて、生活が。

罠その3:「小さな快適」を積み上げるほど、外が遠くなる

リビングで食事をする若い女性

今日、配送アプリで買い物を済ませた私は、きっと合理的でした。時間も節約できたし、寒い思いもしないし、重い荷物も持たなくていい。だけどその後、なぜかソファから立ち上がるのがさっきより難しくなっていて、私は自分の身体が少しだけ重くなった気がしました。たぶんそれは、物理じゃなくて心理。

小さな快適って、依存性がある。自分を甘やかしてるつもりはないのに、いつの間にか「快適じゃないこと」を全部避けるようになる。寒い、めんどい、気まずい、疲れる、恥ずかしい、失敗しそう。そういうのを一つずつ避けていくと、生活が“薄く”なる。刺激が少なくなる。達成感も少なくなる。だから、別の何かで埋めたくなる。ここで、2月の罠が完成する。

私が今日気づいた、ささやかな変化(というか違和感)はこれです。

「太る前に、生活が先に“縮む”。縮んだ生活は、私のことを守るふりをして、私を退屈にする。」

守られてるはずなのに、退屈で、退屈なのに疲れてて、疲れてるから動けなくて、動けないからまた縮む。これ、すごく静かなループ。声が大きい問題(失恋とか炎上とか大失敗)じゃないから、誰にも相談しないまま進行するやつ。

だから私は今日、体をどうこうする話じゃなくて、**生活のサイズを戻すための“微妙な抵抗”**を一個だけしました。夜、ゴミ捨てのついでに、マンションの外階段を一往復だけ上って降りました。運動とかじゃなくて、ただ「外の空気に触れる」ため。誰にも見られない場所で、誰にも褒められない往復。だけど不思議と、そのあと部屋が少しだけ広く感じた。

2月に太る人が落ちる罠って、たぶん「食べすぎたから」だけじゃなくて、
“外に出るのが怖い自分”を、便利さで優しく包んでしまうことなのかもしれない。優しさの形をしてるから、気づきにくい。気づいた時には、生活が自分の手から少し離れてる。

……ここまで書いておいて、じゃあどうすればいいの、っていう答えは、私はまだ出せません。出したくないのもある。答えを出した瞬間、また「ちゃんとした人」側の言葉になりそうで怖いから。

でも、もし今あなたが、2月のある日、玄関で靴を履いたのにドアノブから手を離してしまうタイプなら、たぶん同じ罠の縁にいる。
そのとき、あなたは寒さに負けたんじゃなくて、あなたの生活が少し縮もうとしてるだけかもしれない。

ねえ、あなたの2月は今、広いですか、それとも、ちょっとだけ畳まれていますか。

太るのを気にする女性

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