「どうすれば健康的に痩せることができるのでしょうか?」
内科医の先生は「糖質制限ダイエットはおすすめしません。私も30代の時に試してみましたが、結果的にはリバウンドするだけでなく、体調も悪くなってしまいました」と述べています。
糖質制限ダイエットは複雑な結果をもたらす方法です。
体が重くて歩くことができないのに食べ物を欲しがる、またそれが膝の負担となってますます体重が増えてしまうという悪循環に陥っている人もいます。
この悪循環を断ち切る唯一の方法は、体重を減らすことです。
ただ「膝が痛くて歩けない」という問題だけを解決するのではなく、むしろ「歩ける体を目指す」ということが先決です。
もし膝の問題を抱えているのなら、膝周りの筋肉を鍛えると同時に、これまで通りの食事では解決できないことを認識する必要があります。
食事の面では、私がおすすめしているのが「なんちゃって糖質制限」です。
具体的には、ご飯やパン、麺類、お芋などの主食、そして甘いおやつやフルーツなどの間食を控えることです。
これが「糖質制限」です。
糖質制限をすると、効果的に体重が減るでしょう。
なぜなら、体重増加の原因となる要素を避けるからです。
ですが、糖質制限は利点と同様にリスクも伴うダイエット法です。

身の回りに「糖質制限で痩せた」という人はいますか?そして彼らはその後、痩せた体型を維持できていますか?
おそらく戻っていると考えられます。
なぜなら、私自身が苦い経験をしたからです。
体重を減らすことには成功しましたが、すぐにリバウンドしました。
これは私が若かりし頃の話です。
結婚式の直前に妻の友人に笑顔で「ちょっとぽっちゃりしてますね」と言われ、男のプライドを傷つけられた私は、「私も素敵な新郎になるぞ!」と意気込み、ダイエットを決意しました。
30年以上前のことなので、当時は「糖質制限」という言葉は存在していませんでしたが、ご飯やパンが太る原因だと考え、間食は勿論摂らず、主食も減らしていくという今でいうところの糖質制限ダイエットを実践しました。
その結果、結婚式の頃には見事に痩せていました。
指輪もサイズが合わなくなり、新しいものを購入する必要もあり、タキシードも2サイズくらい小さくなったでしょう。
自分史上最も痩せて、体重は60kg近くまで落ちました。
しかし、体重は減ったものの、見た目は逆効果でした。
鏡の前に立って驚きました。「えー」と思わず叫んでしまったほどでした。
まるでやせ細ったおじいちゃんのような姿になってしまったのです。
さらに、蕁麻疹が出たり体調を崩すこともあり、大変でした。
そしてもちろん、すぐにリバウンドしてしまいました。
しかも、元の体重に戻ったわけではありませんでした。筋肉と脂肪の両方を失った後に、リバウンドして脂肪だけが戻り、さらにぷよぷよ体型になってしまいました。
以前は安いハムでしたが、リバウンドした結果、高級な霜降りハムのような姿になってしまったのです。
このままではまずいと思い、30代半ばまでに体重は79kgまで増えました。
リバウンドしにくい方法として、「なんちゃって糖質制限」を取り入れました。
この頃はクリニックを開業し、子育てに追われていたので、霜降りハム体型のため疲れやすく、歩く気力もありませんでした。
現在は、体重を66〜67kgくらいでキープしています。
ピーク時から10kg以上減量しました。
結婚式の頃の60kgからは6、7kg増えていますが、これは運動により筋肉がついたためです。
霜降りハム体型で80kg近くまで増えていた体重を現在の体重まで落とした結果、「なんちゃって糖質制限」を行いました。
ただし、「なんちゃって」というので、完全に糖質を摂らないわけではありません。
主食と間食の量にルールを守るだけで、どんな食べ物でも問題ありません。
具体的な制限量(1日○gや1食○g)に糖質を制限すること自体が実践が難しいため、そんな詳細なことは必要ありません。
だからこそ、自然な形で継続することができ、リバウンドや体調の悪化、筋肉の減少の心配もありません。
「なんちゃって糖質制限」は、自信を持っておすすめできるダイエット法です。
“「なんちゃって糖質制限」ダイエット”のポイントは1つだけです。
それは、ご飯やパン、麺などの糖質の量を現在の半分にすることです。
これだけで充分です。

通常おかわりをする人は、おかわりをやめます。

普段2個おにぎりを食べる人は1個にします。

牛丼を大盛りにしている人は並盛りにします。

通常1膳のご飯を食べている人は半膳にします。
ただし、これには抵抗があるかもしれませんね。
半分しか盛られていないご飯茶碗を見ると、「少なっ!」と感じてしまうかもしれません。
その場合は、ご飯茶碗を小さくすることもできます。
器が小さくなれば、中身が少なくなっても見た目には少なく感じません。
または、納豆ご飯を試してみても良いです。
ご飯の上に納豆をトッピングすると見た目も満足でき、タンパク質も補給できます。
私は、ご飯にたっぷりの蒸し大豆やきのこを混ぜて混ぜご飯スタイルで食べることもよくあります。
糖質の量が半分に減り、蒸し大豆やきのこも食物繊維が豊富なので満腹感を感じることができます。ただし、痩せている人も糖質の摂取方法には注意が必要です。
麺類も同じです。
例えば家で焼きそばを作る時、1人分の麺だけでなく、私は妻と2人分作ります。
そのかわり、肉や野菜、きのこをたっぷり使い、具を増やします。もやしを使うと見た目が麺に似ているので、麺の量が少なく感じられなくなります。

一人暮らしの方は半分を使って、残りの半分は次回に取っておくこともできます。
または、より早く結果を得るための方法として、通常の朝食と昼食を摂り、夕食を抜くという「1日の3食のうち1食の主食を抜く」戦略があります。
毎回の主食を半分にするよりもわかりやすいため、続けやすいと考えられます。体型がスリムな人でも、食後の高血糖はメタボ体型の人にも起こります。
メタボ体型の人は基本的に糖質を摂りすぎています。
特に私と同世代の60歳前後の人々で体重がオーバーしている人は、タンパク質や脂質を過剰に摂っていることはまずありませんが、問題は糖質の摂取量です。
一方、スリムな人は糖質を気にしなくてもいいのかと言えば、糖質の多い食事は高血糖を引き起こす可能性があるため、やはり糖質の摂取方法には注意が必要です。
健康診断で測定される空腹時の血糖値が正常でも、食後だけ血糖値が急上昇する「かくれ高血糖」の人はかなり多いです。
このような人々は、食事ごとに血糖値の乱高下が起きており、そのたびに活性酸素が大量に発生し、血管が傷つけられます。
食後の高血糖は、太っているかどうかに関係なく起こり得ます。
したがって、ダイエットが必要な人だけでなく、糖質の摂り過ぎは良くありませんし、「そうめんだけ」「素うどんだけ」「菓子パンだけ」といった糖質だけの食事は食後の高血糖を引き起こし、血管の老化の原因となります。
「野菜から食べましょう」というのは理にかなっています。
もう1つ大切なポイントは、血糖値を過度に上げないために「食べる順番」です。
絶対にご飯やパンなどの主食から食べないことが重要です。
食事の最初に糖質を摂ると、血糖値が急上昇します。
コツは、食物繊維を多く含んだ食品から摂ることです。これが、「野菜から食べましょう」とよく言われる意味です。食物繊維が豊富な食品の代表は野菜です。
食物繊維には、炭水化物が体内で消化・吸収される速度を緩やかにし、血糖値の急激な上昇を抑える働きがあります。
野菜以外でも、海藻、キノコ、豆類にも多くの食物繊維が含まれています。
私が時々実践しているのは、食事の前に豆乳を飲む「ソイファースト」という方法です。
なぜなら、大豆の食物繊維に加えて、「大豆サポニン」という成分が糖の吸収を抑制してくれるからです。
糖質だけを摂る食事を避けることや、食べる順番に気をつけることは、ダイエット中であろうとなかろうと、血管を守るためのマナーとして心得ておきましょう。
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