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炭水化物を肉に切り替えると痩せるって本当?

ダイエット

ご飯とお肉どちらが太りやすい?

ご飯と比較して、お肉の方が太りやすいという考えは一般的に広まっていますが、実際は違います。体に余分な脂肪がつきやすいのは、お肉よりもご飯の方です。

太る最大の原因は「糖質の摂りすぎ」です。食べ物に含まれる糖質は、消化吸収の過程で体内に吸収され、最終的には「ブドウ糖」という形で血糖値を上げてエネルギーとして使用されます。しかし、摂りすぎたブドウ糖は「中性脂肪」として脂肪細胞に蓄えられ、肥満の原因となります。

ご飯(白米)は主に炭水化物で構成されています。

炭水化物には「食物繊維」と「糖質」の2つの成分が含まれていますが、ご飯には食物繊維がほとんど含まれていません。そのため、ご飯の大部分は糖質です。実際に調べてみると、白米100g当たりの糖質量は約70gほどあります。お茶碗1杯の白米に含まれる糖質量は55.3gです。ご飯(白米1杯)や食パン1枚にはかなりの量の糖質が含まれています。

もし1日の3食すべて、お茶碗1杯ずつの白米を食べた場合、普段から運動不足の人であればブドウ糖が余ってしまい、それが体脂肪となって蓄えられる可能性があります。中には、毎食2杯以上のお茶碗を食べている人もいるかもしれません。

そして同様のことは、ご飯をパンや麺類に置き換えても起こります。パンや麺類は主に小麦粉から作られており、小麦粉も炭水化物の主成分です。

たとえば、6枚切りの食パン1枚の糖質量はおおよそ30gです。この薄い1枚でもこの量ですから、2、3枚と食べてしまうと、人によってはすぐに「糖質過多」になってしまいます。

現代人の多くは無意識のうちに糖質を過剰摂取しており、それが太る原因となっています。

ただ、体重だけで痩せる痩せないを判断するのは適切ではありません。

例えば、おにぎりダイエットで体重が減ったという話もありますし、逆にお肉中心の食事をして体重が増えた人もいます。

しかし、これらの場合、体重の増減だけで結論づけることはできません。なぜなら、おにぎりダイエットの場合、筋肉が減少して脂肪が減っている可能性がありますし、お肉中心の食事の場合は、脂肪は減っているものの筋肉が増えている場合もあります。

筋肉は脂肪よりも重いので、単に体重だけを見て判断すると、健康状態を正確に判断することはできません。体重が減っていても体脂肪が減っておらず、筋肉も少ない場合、見た目的にはたるんで見えてしまいます。

私は体重だけでなく、「体調」と「見た目」を判断基準にしています。

お肉中心の食事の方が私には合っていて、見た目的にもかなりスリムになりました。お米中心の食事だと、体重は減っているかもしれませんが(私は体重計をあまり使いません)、体感的には体が重く、気持ち的にもモヤモヤした感じになることがあります。

ですので、私は糖質を控えたお肉中心の食事を継続しています。体重の数値だけで「太るか太らないか」を判断すると、後々健康面で問題が出てくることもありますので、体重よりも体調や見た目を重視して食事を選ぶことを心掛けています。

肉と野菜はバランスよく食べると痩せます

野菜と一緒に1日に300から500グラム摂取することで、肉をメインにした食事で痩せることができます。

かつては、肉はコレステロール値を上げ、動脈硬化を進めるから健康に良くないと考えられてきましたが、最近では体に良いと再評価され、肉を主食とするダイエット法も登場しています。

そこで、医師で、「ケトジェニック・ダイエット」を提唱する斎藤糧三氏に話を聞きました。

この食事法は、米、麺類、パンなどの炭水化物をやめて肉をメインにした食事をします。

なぜこの食事法を勧めるかというと、人間は本来は肉食だからです。

肉中心の食事は、体の理にかなっているのです。

この食事法にすると、体に蓄積された脂肪が燃えやすくなり、どんな方でも1週間で2から3キロは楽に痩せることができます。

これが理想的な食事法なのです。肉が健康に良くないと思われるのは、白くコッテリとした脂肪が原因であり、赤身は健康に悪影響を与えません。

肉への誤解は、この点から生まれています。

ケトジェニック・ダイエットでは、マンガのような赤身の塊を食べることが推奨されており、牛、豚など赤身なら何でも良いですが、ベストは牛肉です。

赤身の牛肉には、体内では生成できない必須アミノ酸が適度に含まれており、ビタミンB群や亜鉛、鉄分も多く含まれているため、栄養価が高いとされています。

一方、カロリー重視の食事管理は誤解を招くことがあります。

例えば、ステーキとうどんのカロリーを比較すると、うどんの方が低カロリーですが、実はうどんの方が太りやすいのです。

うどんは炭水化物が多く含まれており、消化の際にはインスリンが必要になり、最終的には中性脂肪として体に蓄積されます。

一方、赤身肉には炭水化物がほとんど含まれていないため、インスリンが必要なく、中性脂肪になりにくいとされています。これは、インスリンが「肥満ホルモン」と呼ばれる理由の一つです。

また、アミノ酸は筋肉の材料として不可欠であり、ビタミンB群は代謝にも大きな影響を与えます。

肉を控えることで、筋肉が減少し、代謝も悪くなるため、適度な肉類の摂取は健康にも重要です。

特に、アミノ酸が不足すると神経伝達物質の生成も悪化し、中年太りや疲れやすく、気分も落ち込みがちになる可能性があります。

 

野菜や魚に加え、適量の肉や米も含めたバランスの取れた食生活を心がけましょう。

肉を中心とした食生活に移行するにはどのようにすればよいでしょうか

まず、炭水化物を完全にやめ、肉に切り替える必要があります。

肉の摂取量については、一日あたり300〜500グラムが理想的であります。

肉の重さの20%がタンパク質の含有量となり、一日あたり300グラムの肉に含まれるタンパク質量は60グラムです。

一日に必要なタンパク質量は、体重1キロあたり1グラムで算出するため、体重が60キロの場合は1日に300グラムの肉を食事の回数に分けて摂取する必要があります。

例えば、一日3食なら1食あたり100グラム、2食なら1食あたり150グラムを摂取するようにしましょう。肉100グラムは、男性の手のひら1枚分程度となります。

また、ケトジェニック・ダイエットを実践する場合、毎食120グラムの野菜を摂取することが必要となります。

生の野菜であれば両手いっぱい、温野菜であれば片手分程度を目安にしましょう。食事の1食を肉の代わりに豆腐や納豆等の大豆製品に置き換えることもできますが、付き合い等で避けられない場合を除いては、炭水化物の摂取を避けるように心掛けましょう。

以上が、肉中心の食生活を実践する上での注意点であります。

焼肉・ホルモンは、ダイエット中は食べてもいいの?

「ホルモン・焼肉はダイエット中は避けるべきですか?」

ダイエットをする際に重要なのは、1. カロリーの摂り過ぎを避けること、2. 栄養バランスを考慮し、代謝を促すことです。

この原則は、どんな食べ物に対しても同じです。ですから、焼肉やホルモンであっても、食べ過ぎればもちろん太ります。

しかし、上手に食べることで、ダイエット中でも問題ありません。

実は焼肉やホルモンは、「焼く」ことによってカロリーを大幅に減らすことができます。

茹でるよりもヘルシーな食べ方であり、ダイエッターにとってうれしい点です。

では、具体的な食事方法を見てみましょう。

肉には、人の体に必要な栄養素がたくさん含まれています。

たんぱく質や鉄分(エネルギーの生成に役立つ)などのミネラル、ビタミンB1(糖質代謝に必要)、ビタミンB2(脂質代謝に必要)などがあります。

一方で、炭水化物や食物繊維、ビタミンA、D、E、Cなどは肉にはほとんど含まれていません。

そのため、肉を食べる際は、ご飯や野菜と一緒に摂ることで栄養バランスの取れた食事にすることが重要です。

また、肉の部位によっては脂肪が多いので、一緒に食べるものは脂質を控えるようにすると良いです。

赤身部分には、最近注目されている脂肪燃焼効果が期待できるL-カルチニンも含まれていますが、「L-カルニチンの摂取は肥満に対して効果があるとは思えない」との意見もあり、まだ研究段階であることを覚えておく必要があります。無理せずにバランスを考えながら食事をしましょう。

ホルモン(内臓肉)にも、正肉(肉)部分よりも脂肪が少ない部位があります。

ハツやレバー、マメやミノ、センマイやテッポウ、スジやコブクロなど、これらは脂肪が少ない部位であり、比較的低カロリーです。一方、タンやテール、アカセンマイやヒモなどは、正肉と同様に脂肪が多く、カロリーも高いため、摂りすぎには注意が必要です。

ホルモンには、部位によって含まれるビタミンやミネラルの量に差がありますが、一般的には正肉で紹介された情報と大きく変わりません。

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