「食べる時間帯」については、ダイエットにおいて気にする必要はありません。
ズバリ!!「夕食が遅いと太る」という主張には医学的な証拠はありません。
今の時期は気温も上昇し、薄着になる機会も増えるため、体型に気を使い始める人も多いでしょう。
ダイエットを始める場合、まずは「日本人に合った方法」を選ぶことが重要です。
最新の研究によると、日本人は海藻を分解できる特殊な腸内細菌を多く持っていることが明らかになりました。
これは、古代から海藻を頻繁に摂取してきた島国に住む日本人の特徴かもしれません。
やせている人は、食物繊維を分解し短鎖脂肪酸を作る腸内細菌の割合が高く、一方で肥満の人がやせると腸内環境も変化し、これらの菌が自然に増えることが明らかになっています。
このようにすることで、脂肪をつきにくくする腸内細菌が増え、良い循環が生まれ、さらに太りにくくなるのです。
食物繊維の効果は、将来の子供にも及ぶ可能性があります。
動物実験ではありますが、妊娠中に食物繊維をしっかり摂取した母親の子供は、成長後も肥満になりにくいことがわかりました。
つまり、母親の腸内で生成される短鎖脂肪酸が赤ちゃんの体内に取り込まれ、長期にわたって子供を肥満から守る可能性があるのです。
さらに、忘れてはいけないのが青魚です。青魚には、さば、いわし、さんま、ぶり、まぐろなど背中が青い魚が含まれており、EPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)という不飽和脂肪酸が豊富に含まれています。不飽和脂肪酸には、内臓脂肪の原因である中性脂肪を減らす効果があります。 ■>>>>>大正製薬のDHA・EPA
厚生労働省では、1日に1000mgのEPAとDHAを摂取することを推奨しています。青魚を1皿食べれば、簡単に2日分以上の摂取が可能です。
「忙しい状況下で時間を節約しながらも、バランスの取れた食事を摂取するためには、スーパーの総菜コーナーで提供されている塩焼きや煮付けの青魚、そして魚コーナーで用意されている刺し身などを上手に活用することが大切です。
これにより、貴重な栄養素である魚を積極的に摂取することが可能となります。
■>>>>>大正製薬のDHA・EPA
睡眠時間が短い人は肥満度が高くなる傾向があるということが分かっています
朝食を抜いても夜遅くに食べても太らないということも、食べ方についても知っておきたいことです。
急いで食事(早食い)を食べると太りやすいということがわかっています。
これは、食事を始めてから脳の満腹中枢が働きだすまでの20〜30分の間に制御を失って過食するからです。
早食いをする人は、食材を大きめに切ったり、少し硬めに茹でたりすることで、食材をよく噛む必要があります。
よく噛むことで時間をかけて食べるため、満腹感が早く得られるのです。さらに、食物繊維が多く、噛む必要がある野菜や海藻、きのこなどを最初に食べることもおすすめです。
睡眠不足と早食いは太る原因になるようですね
一方、食べる時間帯にはあまり気にする必要はありません。
夜遅くに食べることで太ると言われていますが、その理由は、脂肪の消化・吸収・代謝に関わる物質の量や、食事によって発生する熱の量が変わるからだと言われています。
しかし、夕食を遅くに食べるだけでは、医学的な証拠としては太ることはありません。
たとえ深夜に食べても、実際に太るかどうかは別の話です。
なぜなら、いつ食べても100kcalは100kcalだからです。
脂肪の蓄積は、家計と同じで、摂取したエネルギーから消費したエネルギーを引き算し、残った分が脂肪として蓄積されます。
夜遅くに食べて太るというのであれば、食べ過ぎが原因と考えられます。
一日が終わった後の解放感から余計なものを食べてしまった場合、太るのは当然です。
また、朝食を抜くと太るという説も疑問視されています。
摂取カロリーの合計が同じなら、それを2回に分けて摂取しても、3回に分けて摂取しても問題ありません。
ただし、朝食を抜く代わりに昼食で大量摂取しないように気をつけることは重要です。
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