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食べる断食プログラム「若玄米リセットプログラム」って何?

ダイエット

“若玄米リセットプログラム”は”食べる断食”プログラム

初めて聞くと、矛盾しているように感じるかもしれませんが、説明を聞くと納得できます。

実は、”若玄米”という食べ物があるのですが、これが食べるだけで痩せる効果があるスーパーフードなのです。

しかも、美しいボディを持つ女優がこのプログラムを実践しているということで、やらない手はないと思いませんか?

“若玄米”とは一体何なのでしょうか?

45歳の都内在住の主婦であるHさんは、”ジム仲間からも’お腹まわりがスッキリしているね’と言われたし、体重も1.5kg減り、お通じも改善され、運動をするよりも短期間でスリムな体が手に入ったと語っています。

最初は半信半疑でしたが、41歳のMEGUMIさんを信じて試してみて良かったとのこと。

この”若玄米デトックス”は女優のMEGUMIが自身の著書『キレイはこれでつくれます』で紹介し、話題になっています。

このプログラムでは、10日間にわたって1日2合の若玄米と野菜たっぷりのみそ汁を食べ続けるという方法です。

MEGUMIさんは”食べながらデトックスする方法はないか”と探し続け、最新かつ最強の”食べる断食”と出会ったようです。

同著には、”最新のプログラムでは、体重がトータルで2キロ減り、ウエストも6センチ縮んだ!”という具体的な”結果”も載っており、これを参考にする人も増えています。

しかし、一方で”若玄米”という言葉に聞き慣れていない人もいます。

例えば、42歳の埼玉県在住の主婦であるSさんは、「試してみたい気持ちはあるのですが、’若玄米’が具体的に何を指しているのかわからないんです。’若’って何のことなんでしょう?普通の玄米では駄目なのかしら?」と疑問を呈しています。

この疑問に対し、一般社団法人日本健康食育協会代表であり”若玄米リセットプログラム”の考案者である柏原ゆきよさんは次のように説明します。

「”若玄米”とは、玄米が完全に熟する前に収穫されたもののことを指します。」

「お米の実は収穫の一週間前くらいから急速に成長します。この成長には栄養とエネルギーが蓄えられており、それを収穫することで通常の玄米よりも栄養価が高くなります」

と説明するのは、ちくさ病院副院長の近藤千種さんです。

「玄米には胚芽や糠が2倍近く含まれており、ビタミンやミネラルも豊富です。また、ストレス緩和効果で有名なギャバ(GABA)も白米の30倍、玄米の10倍、発芽玄米の2倍も含まれています」

と言います。

若玄米は様々な栄養素を含んでいる一方、ダイエット効果がある理由は血糖値の上昇が緩やかであることにあります。

「実は、玄米は食後の血糖値の上昇を示すGI値が白米の71に対し、55とかなり低いです。ダイエットをする際には、糖質制限の食品を摂るよりも、血糖値が上がりにくく栄養価の高い若玄米をしっかり摂取するほうが健康で安全ですし、満腹感を得ることができるので余分な間食も減るのですさらに、若玄米は玄米に比べて柔らかくて食べやすい特徴がありますが、白米よりは噛む必要があります。噛むことで満腹中枢が刺激され、少量の食事でも満足感を得ることができるため、ダイエット向きと言えます」

柏原さんも同様に咀嚼がスリムな体を作る鍵だと言います。

「噛みごたえのある若玄米を1日3回食べ、しっかり噛むことで首回りの筋肉が鍛えられ、消化器官が活性化されて代謝がアップします。また、3食しっかり摂ることで、胃腸の筋肉が鍛えられ、お腹の力が入るようになります。すると姿勢が改善され、スタイルも良くなるのです」

柏原さんは基本的なプログラムとして、おかずを食べないことを指摘します。美しくなることはスタイルのみではありません。

柏原さんはこう続けます。

「必然的に栄養価が高く、腸内環境が整った食事になるため、肌のツヤも良くなります」

「また、ギャバが多く含まれているために、『イライラが減った』『よく眠れる』など、ストレスや不安を和らげ、睡眠の質を向上させることに多くの声が寄せられています。肌やメンタルの健康だけでなく、さまざまな健康効果が期待されます。若玄米の特徴の1つは、緑色の色素を含んでいることで、その外見から青玄米とも呼ばれます。この緑色の色素成分は『クロロフィル』と呼ばれ、摂取すると腸内で有害物質を取り除くだけでなく、発がん防止、コレステロール値の低下、血栓予防、抗酸化作用、抗アレルギーなどの様々な効果があるとされています。また、食物繊維も豊富であり、白米の7.6倍、発芽玄米の1.2倍の量が含まれています。これにより、便秘予防にも役立つのです



若玄米はさまざまな良い点を持っています。その実践方法を見ていきましょう。

柏原さんは若玄米の利点を「手軽で美味しい」と確信しています。

通常の玄米は長時間水に浸してから炊く必要がありますが、若玄米は炊飯器の白米モードで簡単に炊けます。また、若玄米は通常の玄米より小粒で柔らかいため、消化にも良いです。玄米が苦手な人でも美味しく食べることができます。

もしも若玄米だけを食べるとお腹の調子が悪くなる場合は、若玄米と白米をブレンドするようにすることもできます。

準備が整ったら、早速若玄米の生活を始めましょう。

MEGUMIが実践した「若玄米リセットプログラム」について柏原さんが説明します。

「体質改善には適切なものを食べ、不要なものを断つことが必要です。このプログラムは『食べる断食』と表現される理由です。腸内細菌を10日間かけて整えることにより、『食べて太らない体』に変えることが可能となります。

若玄米と具だくさんの味噌汁に少量の昆布や漬物など、おかずをほとんど食べずに若玄米を中心とした食事が基本となります。

女性は1日約2合、男性はそれ以上の量を摂取し、しっかりと若玄米を食べるようにします。飲み物や嗜好品も調整します。もしもお腹の調子が悪くなったりした場合は、咀嚼回数を増やしたり、食べる量を調整したりするなど、個人に合った方法に切り替えていきます」

このプログラムは10日間という短期間で行われるため、意味があると言えます。



一気に体が変わるわけではないので、まずは10日間で終えることが大切です。

ただ単に連続して行うだけでは、美容効果はそれほど期待できません。ですので、3か月ほどの間を空けて、定期的に行うことがおすすめです。

ただし、プログラムに一気に挑戦するのは難しいと感じる人も多いでしょう。

しかしこの方法は、1日のうちの1食だけを置き換えるだけでも効果があります。

たとえば夜の食事を置き換えると、睡眠時にも代謝が上がり、ダイエット効果が得られます。

その際に注意したいのは、ご飯に味つけをせずにしっかり噛むことです。そしてお供と一緒に摂ることも大切です。

味のついたご飯を食べると、咀嚼回数が減るというデータもありますので、同様の効果が期待できます。

この夏は、つらいダイエットをせずに、健康的な方法で美ボディを手に入れるために、しっかりと噛んで食べる「若玄米デトックス」に挑戦してみましょう」ということです。

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